人生を選べ
トレインスポッティング2を観に行った。
トレインスポッティングを初めて観たのは確か20歳前後のとき。
TSUTAYAでいつもみたいにDVD選んでて、キャッチフレーズに惹かれた。
"人生を選べ、キャリアを選べ、家族を、テレビを、洗濯機を、車を、CDプレーヤーを、電動缶切り機を選べ、自己中心なガキになることほどもったいないことはない、未来を選べ…。だけど、それがいったい何なんだ?"
スコットランド、エディンバラ。
子どもの頃からの地元の友達(レントン、スパッド、シックボーイ、ベグビー)が23歳になってもツルんでるんだけど、こいつらがやることといったらヤクをやるかヤクでハイになってるか万引きしてるか。
ヤクを断つと言いながら同じことを繰り返すレントン。
根はいい奴だけどどっぷりジャンキーなスパッド。
女タラシのヤク中シックボーイ。
アル中&喧嘩中毒で狂気的なベグビー。
レントンはヤクでぶっ倒れて、実家の部屋に閉じ込められて断薬をする。
それを機にまともな生活を送ろうとロンドンで仕事を始める。
でもそこに3人が来て部屋に入り浸り、クズ生活へ逆戻り、、
さらにはシックボーイがデカい取引の話を持ってくる。
ヘロインを売って儲けようぜ?と。
"まずチャンスが訪れて、
そのあと裏切りが訪れる"
この事件をキッカケに人生の選択をするワケですが、この終わり方がサイコーにすき!!
人生って自分で選択していくものだけど、"人生を選べ"って改めて言葉にするだけでなんかズキュンとくる、、
この映画って無修正だしスゲー汚いシーンも何回か出てくる。
映像的に無理な人は無理だろうな、、
そしてT2は20年後の話。
これのすごいとこは、さっきの1が公開して20年後に撮った映画。
つまり"20年後の設定"ではなく"ガチの20年後"。
さらに当時のキャストやスタッフが再び集まっている、、!
レントンの実家のリビングや車の壁紙の部屋が出てきた時の感動といったら、、!!
このT2は、20年ぶりの再会のストーリー。
"彼らが選んだ20年後の未来"
ポスターに掲げられたキャッチフレーズ。
ネタバレはしないけど、終わった後走り出したくなるような映画だった。
もちろんBGMは言うまでもなくイギー・ポップ。
"人生を選べ"って強調するのすき。
セリフがすき。
シックボーイ(サイモン)と友達の女の子ベロニカがレントンに尋ねる。
“"人生を選べ"って何?サイモンがよく言うの"
"当時の麻薬撲滅のキャッチフレーズだよ。よくパロってた。
例えば、、
バッグを選べ。ハイヒールを選べ。
カシミヤを選んでニセの幸せを感じろ。
過労死の女が作ったスマホを選び、劣悪な工場で作られた上着に突っ込め。
facebook、Twitter、Snapchat、Instagram。
世の中みんな何かに依存してる。
中毒者なら中毒するものを選べ。
facebookで昔の恋人を検索し、自分の方が幸せだと信じ込め。
今やSNSは個人をデータ化したものにすぎない。
初オナニーから死までアップロードしろ。
レイプを嘲笑。リベンジポルノ。
絶えぬ女性蔑視。
非正規雇用と長時間労働。
労働条件は悪化の一途。
子供を産んで後悔しろ。
そして自分と同じ人生を押し付けろ。
誰が作ったか分からないヤクに溺れ痛みをごまかせ。
約束を果たさず人生を後悔しろ。
過ちから学ぶな。
願ったものは高望み。
過去の繰り返しをただ眺め、手に入れたもので妥協しろ。
失意を選べ、愛する者を失え。
それと一緒に自分の心も死ぬ。
ある日気付くと少しずつ死んだ心は空っぽの抜け殻になってる。
未来を選べ、ベロニカ"
映像のきれいさ、音楽の素敵さ、言葉の影響力、、
個人的にレントンとサイモンが、クラッシュの曲歌いながらsnapchatで顔交換してるシーンがかわいくてすきでした。
仲良しかよ。
"人生を選べ、未来を選べ"ってワードを格言にしていこうと思う。
"Choose life"
"Choose your future"
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